ご報告です

 すみません。簡単ですがいくつかの本屋さんから告知してくれと言われているので。
極私的雑誌「本と酒と俺」ですが数店舗品切れになっています。そして俺にも手持ちがないので再販でもない限り入荷はしません。今つかんでいる在庫なしは「リブロ池袋店」さんと「しまぶっく」さんです。どちらも
できてすぐおいてくださった本屋さんなのでとても残念だ。再販・・あるんだろうか。でもこの地震でバイトは長期にわたり自宅待機だし、生活優先でとてもそんな贅沢はできそうもない。2号もいろいろプランはあったけど「出版社と酒」「本屋と酒」その2本柱でつくってみたかった。

 でも今となってはなんというかもっと大きな力に立ちふさがれてそんな事、あえていうならそんな瑣末なこと考えることもできないと思ってしまう。自分が好きだったこと、大切にしてきたこと、ふざけながらも真面目に考えていたこと、大きな悲劇の前で、みんな握りしめた手の中の砂のように 音もたてずさらさらと流れて消えていく。それを自覚するととても残念でとてもさびしい。みんながそんな気持ちでいる現実がある。

 まあ俺の雑誌のことなんてともかくとして、世の中は、就職とか進学とかもっと大事なことにも立ち向かえなくなってる人たくさんいるだろう。被災されて物理的に難しい方たちはもちろん精神的にとてもチャレンジできないと考えている人もたくさんいるはず。でも・・なんとかのりきってほしい。特に精神的なことだけでうちのめされている方は、チャレンジするこころがあっても物理的にできない方たちの分までもなんとかのりきってほしい。と心から思います。そして物理的に厳しい方々・・せめて気持ちだけは強くもって頂きたいです。身体とこころ。どちらが欠けても厳しい。でもどっちかがあってとりあえず生きてれば何とかなる。なんともなんねえよ!と罵倒されるかもしれないがここでは「なんとかなる」とあえて言ってみたいです。

 言葉はむなしいが言葉で生かされるものもある。声を出そう。泣きたいときは泣こう。怒りを誰かにぶつけてもいい。そしてたまには酒を吞もう。今はそんなこと考えられないかもしれないけど。笑って酒が吞める日がくることを信じて進むのもいい。まあこれは酒好きな方だけに通じる方法ですが・・「酒」のところを自分が一番好きなものにおきかえて、酒バカのことを怒ったり笑ったりしてエネルギーを出してください。

 みんなと吞みたいよ。